Evernote からの乗り換えガイド
12月1日の規約変更と、ノートの移し方(2026年10月 時点)
2026年10月、Evernote から利用者に「契約・プライバシーポリシー・サービス利用規約の更新に関するお知らせ」が届きました。新しい規約は、2026年12月1日から適用されます。
このページでは、お知らせの要点と、続ける人も、乗り換える人も、やっておきたいノートの控えの取り方、そして別のアプリへの移し方を、手順どおりにまとめました。
1. お知らせの要点12月1日から、新しい規約になります
- 契約の相手が変わります。利用者との契約が、Evernote の関連会社で、イタリアのミラノに本社がある Bending Spoons Operations S.p.A. に移ります。
- 利用規約・プライバシーポリシーなどが書き直されます。住んでいる地域ごとの規約の分け方、違法な内容への対応、AI 機能の扱い、請求のしかたなどが整理されます。AI 機能については、入れた情報と作られた結果は利用者のもので、AI の学習には使わない、と書かれています。
- 適用は 2026年12月1日から。その日以降も使い続けると、新しい規約に同意したものとみなされます。同意しない場合は、それまでに利用をやめてアカウントを閉じるように、と書かれています。
- 日本を含む、ヨーロッパ以外の利用者には、新しい規約で定める準拠法と仲裁の取り決めが適用されます。
お知らせには「この変更によって Evernote のご利用に影響が生じることはありません」とあります。今日から何かが使えなくなる、という話ではありません。くわしくは、Evernote からのメールと、Evernote 公式の規約のページをご確認ください。
ただ、何年分ものノートを預けている方ほど、こうしたお知らせは「ノートをどこに、どんなルールで置いておくか」を考える、よい機会になります。
2. まず、ノートの控えを取る続ける人も、乗り換える人も
どちらを選ぶにしても、大事なノートブックを書き出して、手元に控えを取っておくのがおすすめです。Evernote の「.enex(イーネックス)」という形で書き出すと、本文・作成日・タグ・画像が 1 つのファイルにまとまります。多くのノートアプリが、この形の取り込みに対応しています。
- パソコンの Evernote で、左側の一覧から、書き出したいノートブックを右クリックします。
- 「ノートブックをエクスポート…」を選びます(「PDF にエクスポート」ではありません)。
- 形式は「ENEX 形式(.enex)」を選び、わかりやすい場所に保存します。
- ノートブックの数だけ繰り返します。ノートがとても多いノートブックは、いくつかに分けてから書き出すと、移す時に扱いやすくなります。
3. 乗り換え先を選ぶ時の 4 つの目安「便利さ」だけでなく「置き場所」も
- ノートはどこに置かれるか。サービスの会社のサーバーか、自分のパソコンか、自分で契約したサーバーか。置き場所によって、ルールを決めるのが誰かが変わります。
- .enex を取り込めるか。本文だけでなく、作成日・タグ・画像まで移るかを確かめます。
- あとで書き出せるか。次に乗り換えたくなった時に、ノートを持ち出せる形があるかどうか。
- 払い方。毎月・毎年払うか、一度だけ払うか。何年使うかで、合計の金額は大きく変わります。
どれが正しいということはありません。ご自身の使い方に合う物を選ぶのが、いちばんです。
4. BGnote に移す手順書き出した .enex を、そのまま取り込めます
BGnote(ビィジィノート)― ノートを、自分のサーバーに
- 置き場所のルールを決めるのは、自分。ご自身が契約しているレンタルサーバー(Xserver・さくらのレンタルサーバ・ロリポップ!)に置いて使います。ノートは、あなたのサーバーの中だけにあります。
- 買い切り 2,980 円(税込)。月額はかかりません。サーバー代も、今の契約のままです。更新版も無料です。
- Evernote から、そのまま移せます。タイトル・本文・作成日時・タグ・画像ごと。同じファイルを 2 回取り込んでも、ノートは重なりません。
- ノートに加えて、記録帳とアイディア帳。日記・体調と通院・家計など 11 の型の記録帳と、思いついた日付きでたまるアイディア帳が付いています。
- 安全性を、ご自身で確かめられます。販売サイトは世界基準の 2 つの診断でどちらも A+。安全性についてのページで、確かめ方まで公開しています。
BGnote を設置したあとの、取り込みの手順です。
- BGnote にログインし、左のメニューの「管理」→「Evernoteインポート」を開きます。
- 「.enexファイル」で、Evernote から書き出したファイルを選びます。
- 「インポート先のノートブック名」を入れます。今あるノートブックの名前なら、そこへ足します。新しい名前なら、ノートブックを作ります。
- 「インポートする」を押します。ノートブックの数だけ繰り返します。
一度に送れるファイルの大きさには、サーバーごとの上限があります。大きすぎる時は、画面にサーバーの上限が出ますので、Evernote 側でノートブックを分けてから書き出してください。BGnote の設置は、サーバーごとの案内動画(約 3 分半)でもご覧いただけます。
5. 移る物・移らない物BGnote に取り込んだ時
| Evernote の中身 | BGnote では | くわしく |
|---|---|---|
| タイトル・本文 | 移ります | 見出し・太字・色・箇条書き・表・リンクなど、ふだん使う書式はそのまま。 |
| チェックリスト | 文字は移ります | チェックの欄は外れて、ふつうの文や箇条書きになります。必要な所は、BGnote の編集画面でチェックリストに付け直せます。 |
| 作成日時 | 移ります | いつ書いたノートかが、そのまま残ります。 |
| タグ | 移ります | タグを選んで、そのタグのノートだけを並べられます。 |
| 貼り付けた画像 | 移ります | 本当に画像かを確かめてから取り込みます。 |
| 画像ではない添付(PDF など) | 移りません | ノートの中に、そのファイルの名前を残します。必要な物は、Evernote から別に保存してください。 |
| タスク・リマインダー・手書き | 移りません | Evernote だけの機能のためです。 |
おわりに選ぶのは、あなたです
Evernote を続けるのも、別の道具に移るのも、どちらも正しい選び方です。大事なのは、何年分ものノートを「どこに、どんなルールで置いておくか」を、ご自身で選べることだと考えています。12月1日は、そのことを一度考えてみる、ちょうどよい機会かもしれません。
このページの内容は 2026年10月 時点のものです。Evernote の規約の正確な内容は、Evernote 公式のページでご確認ください。